WSLでVImを使用する際の、 pathogen を利用したプラグイン管理と色設定を Solarized に変更します。
pathogen.vimの導入
What's pathogen.vim?
pathogen.vimとは、vimの各種プラグインの読み込みパスを変更するためのプラグインです。通常、vimプラグインは .vim/plugin
または .vim/autoload
を読み込むようになっていますが、pathogen.vimを導入すると .vim/bundle/<プラグイン名>/
のディレクトリも読み込めるようになります。
Why pathogen.vim?
通常はプラグインが増えてくると同じディレクトリ( .vim/plugin
など)に様々なプラグインのファイルが混在してしまうため管理が難しくなります。一方、pathogenを導入するとプラグインをディレクトリを分けて保存できるため、管理が容易になります。
How to install pathogen?
pathogenは、Tim Pope さんが開発されており、GitHubで公開 されています。
GitHubからpathogenをdotfilesディレクトリ下の.vim/に導入するのですが、dotfilesディレクトリがGitで管理されているため、submoduleとして導入して管理します。また、pathogenのアップデートに対応できるように、pathogen自身も .vim/bundle/
以下において、.vim/autoload/
からのシンボリックリンクを貼ります(参考)。
cd ~/dotfiles # vim-pathogenのダウンロード mkdir .vim # まだ.vim/がない場合 mkdir .vim/bundle git submodule add git://github.com/tpope/vim-pathogen.git .vim/bundle/vim-pathogen # vim-pathogen.vimのシンボリックリンク作成 mkdir .vim/autoload # まだ.vim/autoloadがない場合 ln -s ~/dotfiles/.vim/bundle/vim-pathogen/autoload/pathogen.vim ~/dotfiles/.vim/autoload/
続いて、.vimrc
にpathogenを読み込む設定を書きます。
execute pathogen#infect() syntax on # まだ.vimrcになかった場合 filetype plugin indent on # まだ.vimrcになかった場合
以上で、pathogenの導入を完了です。
Solarized Colorscheme for Vimの導入
早速、先ほど導入したpathogenを使ってVimのカラースキームをSolarizedに変更します。Vim用のSolarizedは、Ethan Schoonover さんがGitHubで公開しています。pathogenを導入した時と同様に、Gitのsubmoduleとしてvim用のSolarizedを導入します。
pathogenでプラグインを管理するには、導入したいプラグインを .vim/bundle
にファイルを置きます。
cd ~/dotfiles/.vim/bundle git submodule add git://github.com/altercation/vim-colors-solarized.git
続いて、.vimrc
に次の記述を追加します。
# darkモードのSolarizedにする場合 syntax enable # syntax onがある場合は置き換える set background=dark colorscheme solarized # lightモードのSolarrizedにする場合 syntax enable # syntax onがある場合は置き換える set background=light colorscheme solarized
以上でVimの色がSolarizedに変更されます。
参考
pathogen.vim - Tim Pepe vim-colors-solarized - Ethan Schoonover vimプラグインの管理をpathogen.vimにした